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「効率よく本を読む」とは?
「なんか沢山本を読んでるけど身についた実感がない」とか、「いまいち覚えてない」とか、「行動に繋がらない」だとか、そういったことを感じている人は、本を読んでも時間やお金の効率が悪いと言える。別にどんな読み方しても個人の自由だが、大抵の人はどうせなら効率よく本を読みたいものだろう。この記事で言う「効率よく本を読む」とは、それらを解消するための方法や考え方についてだ。
本を読むときのいくつかのコツ
言っておくが、「効率よく本を読む」と言っても、速読やフォトリーディングのことではない。そういうのは天才肌の人に任せておけばよくて、もっと根本的な「読書」に対しての「コツ」があるのではないかと思う。
1. タスクを遂行するときのように読む
まず最初のコツは、新しい本を読む前から始まっている。
例えばあなたが新しい仕事やタスクに取り掛かろうとするときに、何の考えもなく目の前の作業から始めることはないだろう。また、部下や同僚に仕事を振るときに、目的や完成イメージも明確にせず、ただ作業を振るということもないはずだ。(逆に今そんなことしてる人は、もっと根本的な部分を見直すべきだ)
そんな仕事の仕方をしていれば、作業は単調となり工夫もなく、終わりも見えず、スキルアップにもつながらないのは明白だ。
つまり、本を読むということは何らかの背景・目的・目標があるはずで、それらを明確にするのが先決だ。そして、完了基準・期限・求められる品質も明確にする。
これだけでも、本を読むときのクリティカルパスとでも言うべき、本の内容の必要な部分に意識がフォーカスされる。人間というのは、明確な目的や目標といったアンテナや、時間制限があると、自ずと答えを探してしまうものだからだ。
本から何も得られない、あるいは得られるものが薄いと感じている人は、「淡々と作業をしている」かのごとく、「淡々と本を読んでいる(情報を黙々と集めている)」だけになってしまっている事が多い。作業量の多さは、効率の良さとは比例しないのと同じで、情報量の多さだけでは、自分の知識や今後の行動の十分条件とはならない。
簡単に言ってしまうと
「本を読むというタスク(や課題)を他人へ指示するように、自分へ指示する」
のと同じことを行うのが良い。
続きは今度。
読書が「知識」と「行動」に変わる本 (アスカビジネス) 大岩 俊之 明日香出版社 2014-08-12
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コメント
[…] ちょっと前に「効率よく本を読んで結果を出したい人へ – suVeneのアレ 」という記事を書いた時に「続きは今度」とか書いたが、この記事はその続きではなく、「「深読み」読書術」を […]