ゲーセンで出会った不思議な子の話:哲学ニュースnwk
というのを読んだ。
半径1クリック(古い)でわりと話題になっていた。
言及記事もたくさんあるようだが、ほとんど読んでないし、読む気もないのだが、個人的にちょっとだけ感じたことを書き留めておく。(と偉そうに書くほどでもない)
とりあえず、この物語において個人的には真偽はどちらでもよかった。(結論が同じだから)
物語を要約すると、ゲーセンで出会った女の子と仲良くなったけど、病気で死んじゃった、って話だ。人は、こういう話を読むと悲しくなる。純粋な思いに心を動かされたりもする場合もある。そういう動物だから。
ただ、それが「いい話」かどうかは注意深く考えなければならない。この話が真実で、本当に死んでいたら不謹慎だから、ではない。「人が不条理に死ぬ」こと自体は避けがたい現実だからだ。この話が本当だろうが嘘だろうが、「人が不条理に死ぬ」ことに対して「いい話」だとは言いたくない。(夢見がちだとしても)
一方、誰かが誰かを純粋に思う気持ちは「いい話」に見える。しかし、これも注意深く考えなければならない。この話の中で本当に「誰かが誰かを純粋に思って」いたのかは、明らかにフィクションとしてそのように演出されているわけではないので判断が難しいからだ。つまりこの話を読んで、「誰かが誰かを純粋に思う」ことを「いい話」だと想起するのはよいとしても、この話がそうであるかどうかは分からない。単なるかわいそうな自分をアピールしたいだけのオナニーが目的かもしれない。もしくは苦しみを誰かに吐露して楽になりたかっただけかもしれない。
純粋なきもちを思い出させてくれた、などを理由に「いい話」である、としたい人もいるかも知れないが、その引き合いに出されているのは、とある少女の死であることは、忘れてはいけない。
人間の死は、スイカやぜんざいに付け足される塩ではないのだ。
suVene 思想・心理・議論・対話 考えたこと
本好きな人の背中を押してくれる本。内容は「本を読めば成功する!」という、根拠のない自信に満ち溢れているが、読んでいて嫌味も少なく、また自信満々であることから「もしかしてそうかも?」と思ってしまうところがある。
量から質へ、質から量へ
とにかく、本を買うこと、読むことを是とする。本を読むからこそ知識が増えるのであり、知識が増えるから知恵がつくのであり、残業が減るのであり、年収が増えるのであり、仲間が増えるのであり、成功者になれるのだという。ほんと、いいことずくめである。
まぁ、その真偽は置いておくとして、質の良い読書がしたいのなら、とにかく量を読むことを勧めている。これには俺も賛同したい。とにかく情報やアイ デアというのは、絶対的な知識の上に成り立っている所があると思う。土台のしっかりしていないところに、突出したものは出てこないと考えている。
また、「何が質が高いのか?」を見極めるには、その基準となる価値観を自分の中に育てなければならない。(別にこの質の高さは「自分にとって」でよい)
「好きこそ物の上手なれ」とは、好きだから相対的に「量」が増加するので「質」も上がるのだろう。最初から「質」が高い人もいるかも知れないが、それは天才だけである。
謙虚さと思い込みと仮説思考
「成功」するために必要なスキルのことだ。
冒頭で「嫌味が少ない」と書いたとおり、この人は「学ぶ」ことに関しては謙虚な人なのだと思う。「分かりません」と偉そうな態度をとるのではなく「教えてください!」という姿勢が必要だということだ。
「思い込み」と「仮説思考」に関しては、共通点がある。つまり、成功の秘訣や根拠をいつまでも待っていてはダメで、ある意味思い込みで行動し、常に30%程度の仮説思考で動くほどのスピード感が重要だということを言っている。
最後に
なんというか、ビジネス的に(即)役に立つことが書いてあるわけでもないし、これといって押したいポイントがあるわけでもないのだが、それでも、本 が好きな人に対しては「読んでみたら?」と思える一冊だった。自分の行動は間違っていないどころか、良い結果をうむのかもしれない、と少しは思えるだろ う。
最後に、気に入ったフレーズを引用しておく。
「今日読んだ本に、こんな素敵な言葉がありました。あなたに贈ります」
20代から折れない自分をつくる100の言葉 – P124
自分の為だけでなく、誰かのために贈れる言葉を見つけたいものだ。
リンク
suVene 日記・散文・その他 書評
率直に言って、買う価値がなかった。名言というのは、それなりの背景やフィットする現実があってこその名言だというのが、改めて認識できる。つまり、名言だけを寄せ集めた所で、琴線に触れることはない。
特にこの本を面白くなくしているのは、おっさんの戯言である。とりあえず思い込みが激しく、新しいものを非難し、古きものはよいことだ、という主張があり、その割に自分は「今の若いものは」「今の社会は」のオンパレードのように感じる。
あと、妙に上から目線だ。たぶん、ご本人は高齢なので、それなりの経験があるのだろうが、読んでいる側からすればそんなことは知ったこっちゃない。
という訳で、最初に書いたように、この本を買うくらいなら、他の本を買いたかった!
このままじゃ後腐れ悪いので、少し気に入った名言を引用して終わろう。
- 神が人間に一つの舌と二つの耳を授けしは、しゃべるより、人から二倍余計に聞くためなり(エピクテトス) – P42
- 財貨を失ったのは、いくらかを失ったことだ。名誉を失ったのは、多くを失ったことだ。勇気を失ったのは、すべてを失ったことだ。(ゲーテ) – P46
- 成功者のすべては、小さな思いつきを馬鹿にしなかった人たちである。(藤原銀次郎) – P68
- 毎日の中でいちばん無駄に過ごされた日は、笑わなかった日である。(シャンフォール) – P120
- 君がもし、考えることをせぬ人間であるとすれば、いったい、君は何のための人間であるのか (コールリッジ) – P168
20代から折れない自分をつくる100の言葉
リンク
suVene 思想・心理・議論・対話 書評
当たり前のことばかりが書かれている。普通の社会人にとって目新しい情報も、具体的な解決方法も見つけにくいだろう。どちらかと言えば、新入社員にお薦めかもしれない。(といっても、学生でもこれくらいは把握していそうだが)
ただまぁ、「基本を見直す」という意味ではサラっと読むのもよいかも。
目的意識を持つこと
この本で最も主張されているのは、「仕事に目的意識を持つこと」だ。常にゴールを見据えることで、「必要なことはなにか」「この手段で達成できるのか」「無駄なことはないか」を意識することができる。
目的意識は、常に問われる。作業を始めるとき、作業を初めて少ししてから、作業を終えたあと。そうやって全体を俯瞰して自分の作業で作り出した成果物が、目的に沿ったものになっているか確認するのだ。
全体像を見ること
全体を俯瞰することも重要視される。
一つ一つを完璧に作業しようとする人は多い。また、目先の細かい作業に気を取られて全体像を考えようとしない人も多い。そのような人に、作業を記憶するのではなく、何かに書き出すことを勧めている。
実は、抜けていた作業や気がついたことなどをその場で書き足すようにすることで、自然にその書き出したものを見るようになります。そして、それを見ればその先の作業も目に入るため、ひとつの作業に没頭してしまったり、必要以上に時間をかけてしまったりすることを抑止することができるのです。
「要領がいいね!」と言われたい人の仕事の習慣 (アスカビジネス) P44
全体を俯瞰し、客観視し、自分の軌道を修正することは、目的を達成するための基本中の基本だが、いざそれが実践できているかといえば、先に書いたようにそうでないことも多々ある。
まとめ
あとは作業の「優先度」「重要度」で仕事順を決め、そしてそれを見直すという事にページがさかれている。
「仕事とはなんぞや?」
ということを見直したい人、コーチングしたい人にとっては有効な一冊かもしれない。
リンク
suVene 仕事関連 書評
本というのは、その人が人生で大切だと考えた内容を、精査し、読みやすいかたちにして提供してくれるのでとてもありがたい。この本も、2000社もの赤字会社の立て直しに関わった人物(恥ずかしながらよく知らないけど)の、これまでのノウハウや「おやっ?」と思ったこと(「OYATTO NOTE」というらしい。そのまま!)のエッセンスが凝縮されており、「なるほど」と思うものも多かった。
目次
- 第一章 プロ社員にならないと生き残れない
- 第二章 仕事でいい結果を出す人は、この行動がちょっと違うだけ
- 第三章 「あなたしかいない!」と思わせる
- 第四章 一流になれる人はここが違う
- 第五章 自分も会社も生き残る
- 第六章 会社から大切にされる人、されない人
- 第七章 売ることを知っている人は強い
- 第八章 自分の得意技を持ちなさい
目標と戦略と実行、そして変化
結局、「何かを成し遂げたい」と考えたときに重要なのは、「目標」の明確化だ。これは、大抵の手帳術やノート術などでも、同じことが書かれている。当たり前のことだと思うだろうが、これがなかなか実践できない。理由はいろいろあるだろうが、その要因の一つに、「目先の作業をこなすことで小さな達成感」を得てしまっているというのもあるだろう。あるいは「めんどくさい」とか。しかし、やはり「目標の設定」が重要であるということが再確認される。
もう一つこの本で重要視されているのは「変化」を許容していくことだろう。
10. 伸びる人は変化させることができる人
赤字の再生企業に出向いた際、私がまず味方に付けたいと思う人材は「変化することができる人」でした。
2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート P22
多くの人は「変化」を嫌う。特に、「自分にとって興味が薄いこと」に関しては、「現状維持」できていればよいという考えが支配し、「変化」をもたらすものを排他しようとする。(これは自分も同じである。だって、めんどくさいし!)
「目標」を立てるということは、ある意味「現状と対立」し「変化」を強制するものである。(「変化」=「成功」だなんてことは、どこにも書いてないけどね)
「仕事」を楽しむこと
多くの人は「仕事」をしていると思う。そして、自営業や自らが経営者の人よりも、サラリーをもらって業務に従事している人が多いだろう。そうなると「働いている」というより、「働かされている」という心境になりやすい。「仕事」している時間は人生の中でかなりの割合を占める。となると、少しでもその中に「楽しみ」を見つけ出せるほうがよいのは明白だろう。
残念ながら「仕事を楽しむ方法」などは書かれていない(そりゃそうだ)。ただし、「楽しむ」事ができる能力があれば、ビジネスにおいても有利になるだろう。そのためには何が必要か。それは注意深く観察し「考える」ことである。「おもしろくない理由」より、「おもしろいかもしれない理由」を探すほうが精神衛生的にもよさそうだ。
130.売れない理由を探す頭があったら、売れる理由を考えろ!
2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート P158
その他、さまざまな格言らしきものが載っているのだが、色々なカテゴリがあるので紹介しきれない。「会社やばい」と思ってる経営者や、「俺やばい」と思ってるサラリーマンにおすすめ(かもしれない)一冊である。
リンク
suVene 日記・散文・その他 書評
Recent Comments