例えば、特殊部隊が司令官より
「◯◯ビルを2時間以内に制圧せよ」
という指令があったとして、その特殊部隊の隊長が 30分毎の報告を求められていたとする。その報告内容が
「ドアを爆破しようと思ったんですが、思ったよりドアが硬くて結局2階の窓から入ることになりまして、その時に部下の一人が足をくじいて応急処置をしていました。もう少ししたら再出発しようと考えております!」
なんてだらだらとした報告だったりしたら、その隊長はクビである。
報告というのは、
- 与えられた指名や任務や役割に対して 「結果」 「成果」 を伝え
- 遂行中の任務ならば、 「過去に発生した課題・問題」 を伝え、
その対応方針について判断を仰ぎ(裁量によっては自分で決定し) - 「今後起こりえるリスク」 について洗い出し検討した内容を伝える
つまり、報告を受ける相手は、報告する相手に期待する事案について「活動内容」を知ることが優先順位が高いわけではなく
「どこまでその役割を遂行し、今後問題があるのかないのか、すでに問題が発生したらどのように解決するのか」
を優先して知る必要があるのだ。