あなたは仕事を依頼された時に、その完了基準をどのように考えているだろうか。自己満足で終わってしまっていないか。きちんと相手と共有できているだろうか。この問に自信を持って答えられない人は、周りから少し頼りないやつと思われているかもしれないので注意が必要だ。
仕事・タスクの完了基準とは何か
原則として、他者から依頼されている以上「依頼した人が完了と判断できた基準」をクリアできなければその仕事は完了とは呼べない。自己満足のみで「完了」として良いのは趣味くらいである。(ま、常にその基準は交渉の余地はあるのだけれど)
正しい完了基準とは、日々の業務においてはその「依頼された相手と合意できた完了基準」こそが、そのタスクの正しい完了基準となることがほとんどであり、実にシンプルなものなのである。(どのレイヤーで物事を見るかにもよって正解はなんとでも言えるのだが、対象はまだまだ仕事を依頼されてこなしている人ね)
完了基準を意識しなければどうなるのか
仕事の効率があまり良くない人や、自分の目から見て頼りないなぁと思う人の特徴に、依頼されたタスクの「完了基準を明確に意識できていない」というものがある。あるいは、明らかに「自分本位の完了基準」によってそのタスクに終始一生懸命になってしまっている。(「仕事を伝える側」としての注意点という問題もあるわけだが、それは一旦置いておこう)
つまり、完了基準を明確に意識できていない人は大抵「仕事ができない」部類の人間が多いのだ。(意識したら効率が良くなるかどうかってのはまた別)
完了通知を忘れていないか
完了基準のうちに含まれることが多いと思うのだが、せっかくタスクの成果物はしっかりできているのに、その完了を依頼された人に通知しないという人もよくいる。(Program で言えば、Bug Fix だけ commit または push もせずに local にのみ存在するような状態)
これは二重の意味でもったいない。
一つは、タスクの成果物は完了しているのに、それが成果として認められていないこと。もう一つは、あなたが「仕事のできない人」とみなされてしまいかねないということだ。
というのも、あなたに仕事を依頼してくる人というのは、大抵自分より対等かそれ以上の立場の人が多い。なので、あなたが仕事を完了しているかどうかを事細かに確認する時間を取れない人が多いのだ。いや、やろうと思えばできるのは当然だが、そこまで時間を掛けないとタスクを頼めない人は面倒(あるいは遅れるリスクがある)ので、どうでもいい仕事を依頼することになる。
という訳で
仕事やタスクものを依頼された場合、きちんとその完了基準を意識し、分からなければ背景や目的を確認し、それらを依頼相手と合意し、しっかりイメージしてからとりかかるべきである。という単純な話。
コメント
真面目か。