東京ビッグサイト Japan IT Week 春 2015 における雑感というか違和感 - suVeneのアレ

東京ビッグサイト Japan IT Week 春 2015 における雑感というか違和感

Futta1432m

展示会や異業種交流会的なものに行ったことがなかったので、俺が世間知らずなだけなのだろうが、ひょんな事から東京ビッグサイトの 「Japan IT Week 春 2015」の展示会へと行くことになり、その時に感じた違和感をちょっと書きたいと思う。

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コンパニオンっぽい人たち必要なの?

まぁ、この一言に尽きるのだが。

ほとんどのブースでは、ミニスカートやショートパンツを履いて、きれいな足を出してるお姉さんたちがパンフレットを配っていたり、アンケートをお願いしていたり、景品配っていたりしている。

しかし、「ビジネスの商談がメイン」と謳う展示会に、果たしてコンパニオンのお姉さんたちは必要だろうか?

もし出展者に「必要か?」と尋ねたとしたら、「男性客の反応が良いので「必要だ」」という、わかり易い回答が返ってきそうだし、おれも男なので、綺麗なお姉さんが沢山いて嫌な気分になるわけではないのだが、それとこれとは話は別だ。

男性客が多いのでその需要(や反応)を満たすために「ミニスカートのイベントスタッフ」を利用することに、やはり違和感を感じる。(他の理由もあるのかな)

女性の来場者たちはどう感じているのだろう?

例えば、世の中の日本のビジネスパーソンがほとんど女性だったとして、そんな社会の展示会へ行くことになった時に「おまえ JIN や 椿 や 龍馬 みたいな名前だろ!」って感じの、いかにもホストっぽい男性が、女性の来場者に愛想振りまいてたら、なんだか気味が悪い。(ホストが気味悪いのではなく、ビジネスと関係ないところで気を引くところがってこと)

(絵心があれば、そんな会場のイメージ図でも書いてみたいところだが、残念ながら絵心はないし、今は煙草臭いホテルの部屋にいてあんまり落ち着ける状況でもないので描けない)

そんな風に、今はない世界を想像してみると、かなり嫌な感じの世界なわけだが、女性の来場者たちは、露出の高いイベントスタッフたちが展示物の説明に駆り出されている姿をみて、同性としてどのように感じて、どのような感想を持っているのか(または持っていないのか)、色々なご意見を聞いてみたいところだ。

だからなんだってわけではないが

そういえば最近、中国の上海国際自動車ショー(上海モーターショー)から、すっかり過激なイベントスタッフがいなくなってしまったという話題を思い出した。(習近平指導部の影響と言われている)
逆に言えば、禁止されるまでは、車より女性の過激さが大変話題になっていた。

一方、「影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか」という本には、テレビコマーシャルなどに、(全く商品の価値とは関係ない)好感度の高い人が出演していたり、モーターショーに展示している車の横にきれいなお姉さんが立っているだけで、消費者は商品の価値を高く感じてしまい、結果的その商品の売上が上がるというようなことが書かれていたと思う。(今手元にないのできちんとした確認と引用ができない)

だからなんだってわけではないが、こうやって周りを見渡せば、今回の展示会だけが特別おかしい訳ではなく、世界的にも歴史的にも、そうやってプロダクトを広めようとするのは良くあることだというのは理解できる。

しかし、だからといって違和感がなくなるのかといえば、そんなこたーないって話。

参考書籍

影響力の武器[第三版]: なぜ、人は動かされるのか

ロバート・B・チャルディーニ 誠信書房 2014-07-10
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コメント

  1. ましまろ より:

    類似分野で露出の高いイベントスタッフがいる展示会を見に行ったことがあり、
    そういった展示会に出展側として参加したこともあります。(うちのブースでは外部からのイベントスタッフはなしでした)

    >露出の高いイベントスタッフたちが展示物の説明に駆り出されている姿をみて、同性としてどのように感じて、どのような感想を持っているのか(または持っていないのか)
    わたし自身がおっさんマインドを持つ女性であるということが前提ですが、別次元の存在だなあ、というものが第一印象でした。
    ボディコンの制服を着て、そのために容姿も笑顔も高水準のものが求められ、好奇の視線を受け止め、なおかつ製品説明もできなければいけない。
    製品開発者でも営業でもない(であろう)イベントスタッフが、そこまでしなくてはならないのか…と彼女たちに求められるスキルの高さにおののいたのも事実です。
    少し本筋を離れますが、わたし自身の実体験として、男性来場者の多い展示会だと「スタッフが女性である」ということだけでも、一部の来場者にとっては女性スタッフに話し掛けようという動機付けになるということを感じました。

    組込系分野の展示会は出展者も来場者も男性が多いということが実情だと思います。
    せっかくの晴れ舞台(?)なのだから、新製品だけではない華やぎがあったほうが気分も晴れやかになるのだから、と露出の高いイベントスタッフを動員しているのかもしれないですね。
    また、外部からのイベントスタッフを動員しているブースは軒並広く目立つところにある印象があります。
    実情はともかく、景気のよさを見せつけているのかなとも思っています。

    • suVene より:

      そやね。
      理由のあれこれはだいたい推測できるし、そもそも出展側も深く考えてないだろうしね。

      逆に言えば、その辺りに違和感を感じるし、その違和感がほとんど共有・共感されない感覚だろうってこともわかるんだけどね。

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