読者なんて勝手なモノです - suVeneのアレ

読者なんて勝手なモノです

記事のカテゴリーが偏ると閲覧者に文句を言われる – ARTIFACT@ハテナ系 はてなブックマーク数 を読んで思ったこと。
それは読者、というか、どこぞの人物やら文章やらに興味を持った第三者というのは、えてして勝手なモノだろう、ということだ。(当然自分も含めて)

最近、中島聡氏のブログでは、自身が運営しているPhotoshareの話題が多い。気に入った写真などの紹介も多いのだが、そうしたらその記事でこんなコメントが。

最近、この手のエントリが続いていますが、そもそも技術系のエントリに興味があって、RSS 購読を始めた私としては、RSS 購読の継続をためらってしまいます。

RSS リーダの時代になって、更新が長期間滞る事は一向に構わなくなったので、技術系エントリだけ RSS を別に分けてもらうような事は出来ないでしょうか?

Posted by: Otchy | 2008.08.03 at 09:16

自分はRSSのカテゴリーで「アルファ」から「ガベージ」に移したから無問題。

Posted by: ぶらりん | 2008.08.03 at 16:02

わたしも内容の濃いエントリを楽しみにしていましたが、最近は宣伝エントリ?が多いように感じRSS購読の継続を考慮中です。

可能であればOtchy様の提案のようRSSを分けてもらえると大変うれしいのですが…

Posted by: m | 2008.08.04 at 07:49

特定のジャンルでの第一人者(アルファブロガー)として一度認識されると、こんなこと言われちゃうようになっちゃって大変だなあ。

記事のカテゴリーが偏ると閲覧者に文句を言われる – ARTIFACT@ハテナ系 はてなブックマーク数

冒頭の例を挙げるならば、例えばタレントの清廉潔白性を妄想して、何らかのスキャンダルで失望する人や、小説家などの著名人に対して、今ままでの作風と違う!!!という批判をする人や、もろもろ。特定のカテゴリやレッテルが“一般的”な認識になった後、そこから外れたときに、その外れたことを理由に批判されるというのは、昔からそういうものだと思う。

まぁ、「昔からそうだった」からといって、正当性なんて露ほどもないわけだが、やはりそういう認識や批判を受けるという事実は変わらないのだろう。期待というのはそのように一方的で勝手なものなのだ。(本人に伝えるかどうかはともかく)

ただ、昔ならばタレントや評論家や小説家、などといったメディアに登場するような、ある程度名前が通っているような人に向けられる特定の批判だったのが、今や「アルファブロガー」といったところまで、敷居が下がってきているということなのだろうか。

はてなブックマーク では、件のコメントしている人を「バカな読者」「お客様気取り」という発言が幾つか見られるが、俺の場合はタイトルどおり「勝手な読者」だとは思うが「バカ」とも「お客様気取り」だとも思わない。

いや、あのコメントの内容に関しては全く持って同意しかねるのだが、それはそれ。「RSSを分けるつもりはありません。ツールなり pipes なり使って読む側で切り分けるか、購読をやめてください」という対応で終わりなんじゃないの?と思うのは、「アルファブロガー」じゃない俺だから言える意見なのかもしれないな。

でもまぁ、アレくらいの意見で“脅迫に近いものを感じる”人がいたり、“書きたいことも書けない”という人がいたりするということは、まだまだ「勝手な意見」というのは、「反論する以前の問題で、そもそも発言すべきではない」という認識の人が多いのかもしれない。

自分が好きなことを書くためにブログを始めたのに、ブログの読者が多くなると、書くことが縛られてしまう。

記事のカテゴリーが偏ると閲覧者に文句を言われる – ARTIFACT@ハテナ系 はてなブックマーク数

この気持ちは確かにわからなくもない。
それでも尚、俺が言いたいのは、出来るだけその書き手自身が好きなこと、興味のあることを、周りの影響を最小限に留める努力をしつつ、言いたいことをそれぞれが言ったり書いたりしてくれるといいのになぁ、ということだ。

あぁ、なんか昔も似たような記事を書いたことがあったなぁ。
という訳で、結局何が言いたいのかといえば、id:kanose さんも Life is beautifulの著者さんも、勿論それ以外の表現者さん達も、そういう意見にめげたり、妙な強迫観念を持ったりせず、自分の思うように表現してほしいなぁという、個人的なささやかな願いな訳ですよ。

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