きみが生きていてくれてよかった。本当によかった。
よく今日まで生きていてくれた。死を選ばずに生きていてくれた。
ぼくはきみに感謝しよう。今きみがここに存在してくれていることを。
きみは本当によく耐えてきた。先の見えない焦りの中を、ただただ愚直に歩いてきた。茨の道を素足で踏みしめ、黙って一歩一歩あるいてきた。誰にも理解されない茨の道を。誰にも理解されないことを、理解しながら耐えてきた。きみはよく答えてきた。周りの期待に。自分自身の期待に。十分すぎるほどに答えてきた。
きみは十分に頑張ってきた。だから少し休憩しよう。ここで一緒に休んでいこう。きみには少し休憩が必要だ。きみのこころとからだはきみが思う以上に磨り減っている。この先はまだ長い。あるいて行くにはエネルギーが必要だ。ここで一緒に休んでいこう。誰もきみを責めはしない。きみは十分に頑張ってきた。
何故茨の道なのか。きみのあるいてきた道が、これからあるいて行く道が。それは誰にもわかりはしない。それは永遠にわかりはしない。残念だけど受け入れるしかない。誰にもなんともしてあげることはできない。きみはただただ、受け入れるしかない。残酷だけど受け入れるしかない。誰もきみと同じ道をあるく事はできない。たった一つできることは、そばにいてそっときみの手を握り続けることだけだ。
ぼくは、きみに何も期待しない。何も望まない。ただきみはきみであってくれればそれでいい。そこにいてくれればそれでいい。そのままでいい。それだけでいい。何かを乗り越えてもいい。乗り越えなくてもいい。そのままでいい。それだけでいい。
だから、ともに死ぬまで生きよう。
コメント
で、そこそこには生きてんのかね 実際問題
@jak
きみは偉大だな。
@suVene
いずれにせよ、シンプルに、だよ ス君