真偽しかない質問と真偽を求める質問と誘導尋問の関係ってどうなのだろう - suVeneのアレ

真偽しかない質問と真偽を求める質問と誘導尋問の関係ってどうなのだろう

YES/NOが知りたい質問とYES/NOで答えさせたい質問の違い – novtan別館 はてなブックマーク数

どこかの誰かとやりとりしてたなかでのぼやきのような記事だったが、その経緯は知らないので、エントリの内容に対して考えたことだけ書き留める。

答えが多値をとる場合、その答えの可能性を設問によって狭めることは可能であって、それがある意図を持って誘導的になされたときは誘導尋問であるといえるんだろうけど、2値の場合に誘導尋問とかはありえない。

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疑問に思ったのは後半の『2値の場合に誘導尋問とかはありえない』の部分。

前半の『答えが多値をとる場合、その答えの可能性を設問によって狭めることは可能』という部分は理解できる。ただ、『2値の場合に誘導尋問とかはありえない』というのがひっかかる。Yes/No の二択であっても、誘導的な設問は可能じゃないかと思うが、どうなのだろう。(まぁ、俺が「誘導尋問」の解釈を間違えてるのかもしれないが)

例えば、誘導とはいえないかもしれないが、何らかの先入観を与えてYes/Noを迫る場合。

  • 自分の意見や一般論を述べてから相手に Yes/No の決断を迫る。(心理的圧迫)
    • あそこにいたあなた以外は○○に見えたと言っていましたが、あなたもそう見えましたか?

これは、「知りたい質問」と「答えさせたい質問」とが織り交ぜになっているとは思うが、圧迫をかけて「誘導」したことにはならないのだろうか(疑問)。

他には、ひとつの設問だけでなく、いくつもの Yes/No を繰り返して、全体として何かに誘導するようなパターンとか。 引用元のタイトルは、、「明らかに2値であること」と、「多値であるのに2値(或いは方向)を迫ること」の違いを言っているのだと思うが、「明らかに2値」でも、質問の仕方と積み重ねによって、最終的に答えさせたい(誘導したい)内容に、寄せていくことは可能だと思うのだけれども、よい例が思い浮かばないのが残念。要は部分としてみれば『2値の場合に誘導尋問とかはありえない』ように見えても、全体を見れば「誘導」されていたという状況のような。(多少詭弁的ではあるが、誘導尋問はある意味詭弁スレスレなものもある?)

いずれにせよ、「2値かどうか」と「誘導されているか」は、文脈抜きで『2値の場合に誘導尋問とかはありえない』と言えるほどの根拠はない、というのが感想。

まぁ、

だから、YES/NOでの設問がすなわち誘導尋問を意味する、なんて思っている人はいるわけないんで わざわざ説明しなければならないわけないんだけど…

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ってのは、上記までの説明と同じ意味で同意するわけだけども。

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