SBM上におけるネガティブコメントについて - suVeneのアレ

SBM上におけるネガティブコメントについて

すちゃらかな日常 松岡美樹 私がソーシャルブックマークにネガコメを書かない4つの理由 はてなブックマーク数

こちらのエントリで、ネガティブコメントの具体例として、俺のコメントが引用されていた。
(「私は書かないコメント」と峻別して書かれている可能性もあるが)
引用された部分は

【モデルケース1】
 以下は、私のアスキー連載『信頼できる「場の空気」はいかにして生まれたか? 「発言小町」に見る読売新聞社のCGM観(後編)』にいただいたsuVeneさんのブクマ・コメントである。

「んで、いかにして生まれたんだ」

すちゃらかな日常 松岡美樹 私がソーシャルブックマークにネガコメを書かない4つの理由 はてなブックマーク数

の強調の部分なのだが、これがネガティブだかそうでないかは置いておくとして、松岡さん(引用元の人)の定義するネガティブコメントというのはどのようなものなのか見てみよう。(といっても、id:ekken さんの定義にたどり着くのだが)

僕は以前、「管理人が不快感を覚える可能性のあるコメント」のことをネガティブコメントとし、それを大きく4つに分類しました。(参考:ネガティブコメントのガイドライン)

1. 事実確認(便宜上「第一種ネガティブコメント」とする)
2. 異論・反論・批判 (便宜上「第二種ネガティブコメント」とする)
3. 誹謗・中傷・侮辱(便宜上「第三種ネガティブコメント」とする)
4. コピペ(荒らし)(便宜上「第四種ネガティブコメント」とする)

何か意見を述べるブログにおいては、上の二つは「避けてはいけないコメント」だと思うのですね。

ekken: 小倉弁護士は「ネガティブコメント対策」への理想が高すぎるのではないかと はてなブックマーク数

なるほど。確かに、この定義なら、全てのコメントはネガティブコメントになってしまう可能性があるだろう。確認、異論、反論、それに加えて俺のは「疑問」なのだが、同じような意味だ。
「異論」という意味では、引用もとのエントリでさえ、ネガティブエントリと解釈しうる。

で、一旦ネガコメの話と松岡さんのスタンスは置いておくとして、(はてブにも書いたのだが)引用元のエントリに疑問を持った点がある。

もちろん「自分は書きたいブクマ・コメントを書く。反論があるなら、相手は自分のブログで異議申し立てすればいいじゃないか」てな議論はあるだろう。だがツッコミが書かれたその同じ場(SBM上)で、かつ双方向のやり取りができるのでなければ、エキサイティングな議論にはならないと私は考える。

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確かに、はてブ上での議論というか、意見交換をしにくいのは同意する。そもそも、俺のコメントも言及する為のものでなく、読んだあとの感想としての疑問を書いているわけだが、その辺の「書き手の意図と読み手の解釈の違い」によって、「ネガティブコメント」と判断されるのだろう。

そして、いま一つ分からなかったのは、「「同じ場」(この場合SBM上)でないと、盛り上がらない」という前提だ。この辺はもう少し補足を読んでみたいところである。
(「ほかの場所でもいいじゃないか!」という意味じゃなく、「何故だろう?」という意味で)

最後に、引用元のエントリのブクマコメントでおもしろかった意見がある。(俺にはない解釈という意味で)

2007年12月11日 yousanotu 世の中には直接ブログにコメントをかけず、”陰口コメント”しか叩けないアホが多いからな。こういう提言は貴重。俺も散々やられたけど、陰口しか叩けない奴って悲しいよね

はてなブックマーク – すちゃらかな日常 松岡美樹 私がソーシャルブックマークにネガコメを書かない4つの理由

何が俺にはない解釈かというと、ブクマコメントを「陰口コメント」と解釈するということだ。
俺の感覚だと、permalink があり、なおかつ public な状態であるブックマークサービスは、なんら「陰口」ではない。仄めかした感じで、当てつけとも読めるようなコメントとかならば、別かもしれないが。
(というかそもそも、悪口を言ってるつもりなどないわけだが)
それに付け加え、同じブックマークサービスを使って自分自身が(本人の言う)「陰口コメント」らしきものを書くというのは、いささか不思議である。何か俺には分からない明確な区切りがあるのかもしれない。

まぁ、ごちゃごちゃ書いてきたが、この辺の問題だって俺が最初に
「んで、いかにして生まれたんだ」
でなく
「結局、いかにして空気が生まれてきたのか読み取ることが難しかった。○○あたりの部分がポイントかな。」
とでも書いておけば、「ネガティブコメント」とは解釈されなかった可能性もある。

俺が言うのもなんだが、選択する言葉・単語・語尾などによって、相手が読み取る解釈というのは、同じことを言っていても大幅に揺れるものなのだ。

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