何故 blog を書くのか その1 - suVeneのアレ

何故 blog を書くのか その1

とあるネット上の数少ない友人に
「○さんもたまには難しくネー話し書けよな。」
とリクエストされた。(伏字であることに意味は無いっス)

これは難しい問題である。(いや、難しくないんだけど)
このリクエストに対して、難しくネー話を書くのは簡単だ。

じゃぁ、書けば? って感じなんだが、それは次回書くとして
そもそも俺は何の為に文章を書いているのであろうかを考察してみようと思った。

◇ 文章を書く目的は欲望を満たす行為である

例えば
自己表現したい。自己主張したい。評価されたい。理解されたい。
金儲けしたい。共感されたい。反論したい。馴れ合いたい。etc.

深層心理までを探るつもりは無いが、意識される心理では
何らかの目的を達成しようとしているはずである。
その為の手段の一つが「文章を書くこと」であるはずだ。

現在、簡易に blog や SNS で日記が書ける状況になり、
本来の「目的」は薄れ「文章を書くこと」が「目的」となっているような
本末転倒な物も少なくは無い。

◇ 目的の共通点とは何か

幾つか文章を書く目的を挙げてみたが、最大公約数的な共通点を見出す事ができる。
それは「自分以外の誰かに対して反応を期待する事」である。
言い換えれば 社会性(sociality)、関係性(relationship) を目的としている。
少なくとも誰かの目に触れ、何らかの影響を与える事を期待している。とも言える。

「そんな事ない。俺は誰に読んでもらおうとも思わない。」
と、言う奴もいるかもしれないし、別に否定はしないがいまいち納得できない。
「読み手」を意識せずに blog や SNS に文章を公開し続ける必要性はほとんど無い。
(あるっちゃーあるけど、それは今回の考察からはずす)

◇ 自分以外の誰かとは誰か(対象の限定)

では俺は誰を意識して書いているのだろうか。

話は変わるが、昔、Lineage というゲームの日記を書いていた事がある。
(いや、別にゲーム自体やめてないし、今でも書くことはあるけどw)
その頃のスタンスと現在のスタンスでは少し意識する対象が違う。
リネージュの日記の対象者は、狭義ではクラン(ゲーム内のチームみたいなもの)
の人間とクラン外の知合いであり、広義ではリネージュをしている人間と、
リネージュに興味がある人間である。
従って、リネージュというゲーム内に出てくる専門用語の解説も必要は無く、
自分が体験した事や感じた事、面白かった事などを書けばよい。
共有知識が高いので(ハイコンテクスト)、日記を書くことも読む事も簡単である。

では、現在の文章は誰を対象としているのか。
狭義では、プログラミング技術・ウェブ動向について考える人々への主張である。
広義では、それに関心がある人々に対する説明でもある。

要するに、同じ blog 内でも明らかにターゲットが違うのだ。
現在の主流でいくと、一つの blog のターゲットは一つに絞るべき
という風潮があり明らかにそれに反している。
商品を企画・販売する場合も、マーケティングの結果ニーズを読みターゲットを絞るのは定石だろう。(ごめん、知ったか)
俺の blog に関して言えば、その辺のターゲットの違いは、現在カテゴリーの違いで解消しているつもりだが、これ以上ターゲットを増やすのは困難な状況ではある。
(blog のカテゴリーの設定に関しては、テーマと密接に関わる問題であり、
 ターゲットにも関わる問題があるのだが、それは今回置いておこう)

◇ 「難しくネー話」とは何か

「難しくネー話」を考える前に、「難しい話」とは何だろう。
基本的に俺は文章を読む事が嫌いではないので、長文は苦にならない。
しかし、「興味の無い人や事柄」に対する長文は読む気にならない。
そしてその読む気にならない長文が理屈っぽかったりしたら「難しい(難解だ)」と感じる。
それとは別に、本来の意味で「難しい」と感じるのは、
基本的な知識が足りない状態で専門知識を読み解く場合である。
個人的に、それ以外の文章が「難しくネー話」だと定義する。

先ほど、リネージュの日記を書くのは簡単だといった。
そして、リネージュをプレイする人間にとっても「難しくネー」と感じるだろうと思う。
それは共有する情報が多いので、新しい知識を導入する事無く、
前提条件として読み進める事ができるからだ。

例えば、ファイナルファンタジーオンラインなどのゲーム日記を
リネージュしかやった事が無い人間が読むと「難しい」と感じるだろう。(知らんけど)

「難しくネー話」に共通する部分は、共有知識の高低だと思う。

共有知識の高い話を書こうとすると、大幅に対象が分かれる。
一つは「笑い」だとか「悲しみ」だとか喜怒哀楽等の感情に訴える部分である。
これはいくら価値観が多様化したといっても、共有する部分がかなり大きい。
その辺の話を分かりやすく書けば、不特定多数を対象とした文章が書けるだろう。
ネタ系のサイトや 2ch系サイトは好例であると思う。

もう一つは所謂「身内ネタ」である。
常日頃、会話やコミュニケーションしている人間を対象にすると
当然普段から暗黙のルールや認識している事実がたくさんあるので
たくさんの外的要因の説明を省略して文章化できる。
「知合いじゃ無い人から見るとどうでもいい日記」などはまさにこの部類だろう。
「興味をもてない人物や知らない人が何処に行って何をしてどう感じたか」
なんか、どうでもいいのである。
「難しくネー」んだが、「面白くもネー」って感じである。

◇ その1まとめ

・ 文章を書くにはターゲットを絞っている事が多い。
 (テーマを絞って書くのも、そのテーマに興味を抱いてくれる人を対象にしている)
・ 俺の文章は、技術、ウェブ動向、又はリネージュを対象にしている。
・ ぶっちゃけ今までの話は「だからなんだ?」と言われたら終わりである。

その2へ続くかもしれない。

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コメント

  1. ALG より:

    こうやって丹念に言葉を選んで表現するのって
    おもしれー作業だよな。
    読んでても気分がいい。
    「基本的な知識が足り」てる状態に限るが。

  2. SMK より:

    まあでもたまにはリネ日記かいてよw

  3. より:

    > ALG
    うむ。暇なときに最適だ。
    やっぱ誰にでもわかるテーマだといいのかな。

    > SMK
    だよねだよねー。

  4. でふぇ より:

    ポテチン日記よりこっちのが好きでっすううう

  5. より:

    >> でふぇ
    え、まぢで?

  6. Fieds より:

    自分でカレンダー作って日記調のサイト作るのが面倒くさいなぁ~
    そういえば、MSNにブログ機能あったなぁ~
    良し使っちゃえ~。
    という感じでブログ始めました。
    文章書くのは楽しいです。
    でも、文章をダラダラと書いているとゲーム時間が無くなるというジレンマにショッチュウ襲われます@@;

  7. より:

    そりゃ「何故ブログを書くのか」ってより、「何故ブログというツールを選択したのか」だろw

  8. Fieds より:

    あ、そうか^^;;;(滝汗

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