次世代WEB動向(勝手に予測)2 - suVeneのアレ

次世代WEB動向(勝手に予測)2

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ウェブ動向勝手に予測、第二回。
前回は「サービスのコモディティ化及びデータ規格統一」について書いた。

まぁ規格統一に関して言えば、現在は RSS が主流になりつつある。
テキストデータだけでなく、podcast で動画や音声の配信も標準化されつつある。
対抗するXMLフォーマットとして Atom っつーのもあるんだが
その辺も含めてまとめて Feed(フィード) って言葉で落ち着きそうだ。

今回は「サービス同士の連携」について予測。

サービス同士の連携といっても、二つの階層というか意味を含んでいる。
一つは、同一企業間の SNS SBM RSSリーダー などといった、自社サービス同士の連携。
もう一つは、異なる企業間も含めたサービス同士の連携だ。

同一企業間の話は、予測するまでもなく一部で既に始まっている。
って、この記事書いてる間に mixi がこんな事やりだしたり。
ITmediaニュース:mixi内でニュース配信 日記で引用も
これなんか典型的だな。
内容は、mixi内のホームとなるページにニュースを表示し、それについて日記が書けたり
書いてる人の日記を参照できたりして、人気のニュースとかがわかるって仕組み。
SNS + ウェブ型RSSリーダ でポータル化したいわけだ。
そのうち、自分の読みたいニュースサイトや blog などのRSSを取り込める機能とかついたりするかもな。
Hatena なんかは、はてなダイアリーとアンテナを連携したりRSSを連携したり
自分の はてブ のタグを連携したりと、モジュール化されていてカスタマイズが容易である。

米Yahoo! も del.icio.us を買い取って何を示したいかっていうと
SBM という一つのサービス形態に乗り出す意欲を見せているんだと思う。

サイボウズも、RSSリーダー + Tag で ソーシャル的な部分を作り出そうとしている。

サービス指向ってのは、サービスを部品化するって事でもあるから
部品同士を組合わせて提供したりってのが容易になってくる。
粒度は違うが、コンポーネント指向に似た感じで、
企業やユーザーが好きな部品を組合わせて使ったりするのに最適だって事だ。

で、まぁ同一企業内でサービスを組合わせて一つのポータルとして提供するのは
誰でも考えつくだろうけど、これではユーザー食いつぶすだけで先細りする。

例えば、インターネット人口の約半分ほどが
がどこかの SNSサイトに登録するような状況になったとする。

3000万人のうち、1500万人を占める大規模SNS 続いて 500万人を占める SNS
あとの 1000万 は群雄割拠で色々な SNS サイトがユーザーを集めるのに必死こいてる。
しかし、どれだけがんばっても上限はある程度決まってんだから
一つのピザを周りから食いつぶすような事してるって事だ。
もしくは、地球を大陸や国境で分断するような感じ。

そうなると、他の SNS サイトの友人やコミュニティとやり取りしたいと思った時や
現状だと両方の会員にならねばならない。
いや、両方の会員になるのは全然かまわんのだが、それぞれの SNS同士でデータ連携がない。
それは不便でしょうがない。鎖国状態だ。(日記を両方でつけるのもあほらしい)

もちろん、閉鎖的に何らかのテーマを持って集まっている SNS の存在意義は残るだろうが
コモディティ化すると、異なる SNSサービス間のやり取りは必須になると思う。
これは、プライベートな部分を全てパブリックにしろと言ってるわけではなく
閉じた世界を確保しつつ、世界を展開しなければならないって事。

結局、RSSリーダー RSSリーダー つっても、サービスという概念で捉えれば
今までポータルサイトがやっていた、最新ニュースの新着一覧を読むというサービスの
方式を標準化しただけの話である。
(技術的には凄くあり難いのだが、利用者からすると新しい言葉が増えただけになる)
所詮ユーザーの目から見れば、RSSリーダーは更新記事一覧サービスなのだ。
内部的に RSS だろうが、テキストを解析してゴリゴリやってようが関係ないのである。

とまぁ予測というか、さっさとデータ連携を企業間でやるかしねーとこっちがめんどくさいので
希望を書いたみたいになったが、この辺は mixi や Gree の動きを待たなくても実装できる事が多い。
デザインパターンでいうFacade的なサービスを作ればよいのだ。
Facadeパターンってのは、サブシステムや複数のクラスのインターフェースを
一つのインターフェースにまとめるパターンだ。

長くなってきたので説明は今度にする。
いや、するかわからん。

おわり。

* 関連記事
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次世代WEB動向(勝手に予測)3

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コメント

  1. RSSは入れ子状になるべきか *[RSS]

    マーケティングに行き詰ってどうしようもなくなって、 「何かWeb使って出来ないんすかね?」と依頼があるのは、 弱小企業や後追い企業や小さい業界のベンチャ企業などなどが多い。 SEOでは限界がある。タグ最適化も限度があるし、被リンク数を 上げるって言ってもたかが知れる。 数百万貰って、絶対にスパムに見えない超本格ポータルサイトを作り 実は中身はそのクライアント向けのaタグテキストバックをやっています、 というのを2年ほどかけて成長させてくれるなら、しかもそれを3つも4つも 作らせてくれるなら検索上位も可 …

  2. verdack より:

    スさんひさしぶりです。
    日記読んで今自分が仕事でやってることと完全にかぶってたのでスゴく興味をひかれました。

    サービス指向はこれからの主流になると思います。そしてユーザはもうわざわざブックマークしてある各ページを巡回する必要すらなくなると思います。つまり各自でポータルを持つイメージに近いと思います。そこで生まれるのがポータル提供事業。またさらに進めばOSレベルで取り込むのではないかとさえ思っています。ウェブで行っていたチャットがすでにメッセンジャーというアプリになってることからも容易に想像できると思います。ウェブのなかでサービスをコンポーネントと考えるつぎは、ユーザがインターネットをしていることを意識しないような、つまりネット自体が一つのコンポーネントとして扱われる時代になるかもしれませんね。

    携帯からの書き込みのため、見にくくてごめんなさい。

  3. より:

    > そこで生まれるのがポータル提供事業

    やべw
    これ俺が最後にもっていこうと思ってた結論なんだがぉl

    俺はそこからさらに進んで、政府がそのポータルの居場所をドメインレベルで一つに対応づける社会とか考えてたんだが。
    勿論、違うサイトに移動したりもするんだが、公式な引越し通知をしなきゃならないとかな。
    web上の仮想住所みたいなもんか。

    これ以上書くと、記事書くときだぶるからあれだが、匿名性が無くなるわけじゃなく今あるウェブ網に、もう一つヴァーチャル社会のレイヤーが噛む感じを想像してる。

    ヴァーチャル社会での活動と、今あるウェブ上での自由な活動は別物になるのかなとかなんとか。

    つまり

    > ユーザがインターネットをしていることを意識しないような、つまりネット自体が一つのコンポーネントとして扱われる時代になるかもしれませんね

    は、ヴァーチャル社会ではそうなるが
    その時代になったときに低レベルな網としての
    ウェブ層は残るだろうと思う。
    全部監視されるとかありえねぇからな。

    まったくもって無責任な発言な訳だがw

  4. Fieds より:

    うーん、お二人のコメント、まだ、読解中><;

    そうなった時に、お客さんに来て欲しいショップはどうすればいいんでしょ?
    検索エンジンとか使わなくなるってことですよね。
    人気のある配信元に取り上げてもらわないと商品売れないってこと?
    口コミ依存かぁ。
    って、ことで、考え中。。。

  5. より:

    検索サイトは絶対なくならないな。

    上でしてる話は、今は検索したかったら
    Yahoo!とかGoogleのサイトに行くけど、
    自分が管理するページに検索バーがつくような場所が提供されるようになるんじゃねぇかって話。

    マスメディアもなくなる事はないだろうな。

  6. Fieds より:

    関連するのがどこか無いかなと思いながら、ここに貼りました^^;
    ブログ協会ですって。
    http://www.fmmc.or.jp/japan-blog/index.html

  7. より:

    あぁ、総務省のやつか。
    それ何するつもりなんだろうなw

    >3)活動予定期間
    > 平成18年2月28日~平成19年3月30日

    とか、意味わからねぇし、登録フォームでいきなり脆弱性みつかるしw

    まぁ、文句ばっかじゃねーけど、公的機関が乗り出したってのは評価できるかもしれねーな。

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